私の生まれ育った北海道「美唄市」。読めましたでしょうか?北海道の地名にはアイヌ語由来が多くあります。アイヌ語「ピパイ」ー「カラス貝・多い・所」-「びばい」美唄と当て字にしたようです。現在の函館周辺は、江戸時代から松前藩が居城を構えていたものの、多くは、アイヌ民族が暮らす蝦夷地でした。
「北海道開拓」から今年で153年(調べによると)。歴史は浅く、名刹・古刹はありませんが、どこまでも広がる石狩平野、地平線からのぼる太陽の大きさ・まぶしさ、 春から夏一面の緑の田園風景が広がり、秋には黄金色、冬は銀世界と。素朴な景色ですが、焼き付いています。
明治から昭和までの日本のエネルギー源、石炭・炭鉱がありました。財閥系の三井炭鉱、三菱鉱業など。小学生の時、通学路で友達と手を組み「あんぽはんたい」とデモの真似をするくらい、炭鉱労働組合(炭労)・労働者の60年安保闘争を見ていた記憶がよみがえります。
(片吹・木挽)