私の故郷は園芸用鹿沼土で知られている栃木県鹿沼市です。自慢と言えるものは沢山ありますが、特に木工の町(鹿沼組子)と、毎年10月の体育の日前後の土日で秋祭りがあり、山車が20台位町内を繰り出すことです。古くは、1608年頃から、今宮神社の氏子町内34町で山車をもっています(現在は27台あるとのこと)。
鹿沼の彫刻屋台の製作には、日光東照宮の彫刻師も携わります。町内ごとの彫刻はそれは見事です。墓参を兼ねて毎年2回は帰郷しますが、お祭りの時期はとても混雑するのでもう何十年も山車は見ていません。祭りの夜のクライマックスは屋台同士の“ぶっつけ”合いもあり圧巻です。それは全国の屋台行事でも珍しい行事だそうです。
(高舟台・與安)
上材木町の山車 文政11年(1829年)製作